サザエさん有馬記念編「礒野家、ワシントン条約」

マスオ「えっ？アナゴ君？何だって？鬼滅の刃第２部あるかって？んなのわかるわけねーだろ！？で、何だって？居酒屋おごってくれる？はぁ？」

アナゴ「おう！悪い悪い。先にやってたか。つーか、無惨強過ぎるっつーのなぁ・・・」

アナゴ「プハーッ！」
マスオ「・・・って、ボクが一口もいってないのに後から来たキミが既にナマチューグイーッとやったわけ？絵的におかしいだろ、これ」

アナゴ「ヒノカミ神楽～」

マスオ「結局カネ払いたくないだけじゃないか」

アナゴ「と、いうわけで、実はちょっと通販で買ったものを代わりに受け取りしておいてほしいんだよね」
マスオ「あのスノボーのアイツみたいなことはないだろうね」
アナゴ「大丈夫大丈夫。アフリカだから」

マスオ「えっ？アフリカって、あのイタリアとかスペインの下にある、あの！？」
アナゴ「何を意味のわからん例えをしてんだ？キミは・・・」

アナゴ「やっぱ無惨強過ぎるって・・・・・」
妻「なんのことかわかりません」

マスオ「いきなりコンゴ民主共和国から国際郵便だよ。一体アナゴ君、何を？」

マスオ「うわっ！ゴリラの子供の死んだやつ～」
カツオ「・・・・・なんか知らないけどまだ生きてるよ！？」

サザエ「テレビの上に座られちゃうとロンハー見れないんだけど・・・」
カツオ「そういう問題じゃないと思うけど」

サザエ「あっ、なんか知らないけど今度は玄関に座っているわ」
カツオ「姉さん、驚き方が無機質過ぎるよ～」

ブギャ～～～ッ！！

マスオ「危うく食い殺されるところだったね」
ワカメ「いや、ゴリラは猫は食べないと思うよ。」
カツオ「多分ゴリラも生涯初猫だね」

イクラ「ウワ～～～～ン！！」
ノリスケ「本当に人間食うかどうかやってみっか？」

ノリスケ「しかし、これ、マジでヤバいっすよ！？ゴリラってワシントン条約のサイテス１じゃないですか。取引ガチでダメですから」
カツオ「それ以前にこんなAmazon程度の梱包で、よくアフリカから日本まで来たよね！？」
波平「税関は何をやっておるんだ！？」

サザエ「いろいろ面倒だから物置に隠しておきましょうか！？」
マスオ「それ、倫理的に逆にヤバいと思うんだけどなぁ・・・」

マスオ「で、マジでどうしましょうかね？」
カツオ「上野動物園の前に置いておいたら飼育員か誰かが拾ってくれるんじゃない！？」

３日後・・・

サザエ「あっ、うちのゴリラ・・・・」
子供「誰がじゃ！！」

サザエ「カツオ！ゴリラはどこいったの？」
カツオ「ん？アキバにアイドル見に行ったよ？」

サザエ「さら～っと言ってるけど、早い話がどっかに捨ててきたってことね！？」
カツオ「逃げたんだよ～。窓を開けたまんま『シッ！』ってやったら」

波平「ったく、カツオのバカタレが。ワシントン条約のこと考えろというんだ」
マスオ「明日成田空港あたり行って、アフリカに行く人に持ってってもらうしかないですね」
波平「バカモン。テレビ東京のスタッフがウロウロしておるわ」

波平「とりあえずここまで追い込んだぞ」
マスオ「では、お義父さん！先に突入を！！」
波平「バカ！食い殺されるわい！」

マスオ「まぁ、なんとか無事だったね」
サザエ「これ、メルカリで売るしかないのかな？」
タラ「ゴリラさんはバナナ食べるでしゅか？」

男「どーもさーせん！アナゴさんを焚き付けていたのボクです！！どうか責任持って死ぬまで育ててください！」
マスオ「ここに至るまでまでさっぱり意味わからないよ」

サザエ「すぐウンコ投げてくるし、やっぱ物置にしまっておきましょうか？」
マスオ「国際問題に発展するよ、それ」
２週間後

サザエ「あれっ？なんかこないだまで何かいなかったっけ？」
ワカメ「知らな～い。何それ」
カツオ「そんなことより有馬記念でしょ」
タラ「ありまでしゅ～」

花沢「礒野君！さっき環八でなんか大きな動物が車にひかれていたわよ」
カツオ「それは鬼の仕業だよ」

アナゴ「で、有馬記念の話、どうなったんだ？」

カツオ「ま、要はアーモンドアイが３着までに来ればいいんでしょ！？」
マスオ「予想って、これで終わりかい？」

おわり