有馬記念にアタックNo.1「チーム猪野熊の決断」
猪野熊「何をみんな揃って同じポーズをしておる!?」
選手A「猪野熊コーチ!空中浮遊でもなさるんですか?」
選手B「その風貌で蓮華座は誤解されます!」
猪野熊「今更そんな話題出すなっつーんだ、バカタレが!」
本郷「猪野熊!、そろそろ本気を出してきそうだな!」
猪野熊「本気と書いてマジと読んでくれ・・・」
A「あ~、アタシ先週嵐で今週Hey! Say! JUMPなんよ~。有馬記念当たんないと年末年始はヤバいバイトせなアカンわ~」
こずえ「ツイッターでチケット売りますって書き込みして、振り込んでもらったらアカウント消して逃げるってのはダメ?」
みどり「ダァホ!!!常識で考えたらうちの十姉妹ですら理解できるわ!!」
「まぁ、全てはこの人にかかっているよね~」
▲全てがかかっている人(・・・と馬)
男「あの~、金ならあるだ。オラと付き合ってけろ?」
こずえ「うるせー!おのれの顔見てもの言えや!」
努「バカヤロー!ウチの店の子はなぁ、アフターくらい付き合ってやるのがジョーシキなんだよ!!その代わり焼き肉食ったらさっさと帰ってこい!」
こずえ「イヤよ、あんなジジィ」
努「あの方はなぁ、世界中で高級ホテルを経営しているらしいぞ!?」
こずえ「地の果てまで同伴する!」
猪野熊「そろそろチーム猪野熊として見解を発表するか・・・」
本郷「勝ち目はあるのか?猪野熊・・・」
猪野熊「まずは俺の話を聞け」
猪野熊「問題はこいつをどうするか?だな・・・」
▲こいつ
猪野熊「今まで中山を走ったことがないし、そもそもロードカナロアの子は2500になるとさっぱりだ」
本郷「馬場状態も切れ味を削がれそうだな・・・」
本郷「リスグラシューも今の今まで中山走ったことねーのかよ・・・・」
猪野熊「本郷。お前の憔悴し切った顔、初めて見たよ・・・」
猪野熊「有馬記念っつーか中山の長距離とくりゃ、ステイゴールドと並んでハーツクライの独壇場かと思ったが、こいつがこれまた中山の成績が悪いんだよな」(0ー0ー0ー3)
石松「ほな、有力馬全部アカンっちゅーわけや?」
みどり「1頭、まだ見限ったらダメな馬がいるわよ?」
猪野熊「早川!お前いいところに目をつけたな!」
本郷「確かに中山でG1を2勝しているな。しかも負けた2戦は左回りじゃないか・・・」
みどり「昔のグラスワンダーほど挫折はしてないかもしれないけど、人気がやや落ちそうな今回は狙い目かもしれないわ!!」
湯島「今度沖縄の古宇利島ってとこでコテージ始めることになってね。実はあと500万円だけ足りないんだ。出資してくれたら半年後に3倍にして返すぜ!?」
こずえ「有馬記念当たったらでいい!?」
湯島「なーに、ちょっと芦原温泉でコンパニオンしながら稼いでくれたらいいんだよ。片山津温泉の温泉コンパニオンでもいいんだぜ!?」
こずえ「温泉コンパニオンって?」
湯島「マットを使うんだ!」
こずえ「あ~あ、このどうしようもない梅宮アンナ体質・・・。今年も治らなかったわね」
本郷「もし、穴を開けるとしたら何がいる?」
猪野熊「障子に穴を開けるなら俺のモノだ!」
本郷「石原慎太郎の小説か!バカタレが!」
猪野熊「東京巧者のようで実は中山で3戦2着3回という、中山も走るコイツかな・・・・」
本郷「菊花賞馬のコイツはどうなんだ?」
▲コイツ
猪野熊「勝つ気ならキタサンブラックのような乗り方だろ・・・」
本郷「先行抜け出し?」
猪野熊「しかし武豊のバイオリズムが最悪なんだよな・・・」
本郷「ま、無印にはできんな・・・」
本郷「決まったか!?」
猪野熊「須田亜香里!」
本郷「お前・・・・、やっぱバカだろ・・・」
猪野熊「冗談はここからだ!」
本郷「やっぱコイツバカだわ・・・」
猪野熊「冗談はここまでだ」
猪野熊「今年1年ありがとう!我々アタックNo.1チームは・・・・・・」
猪熊「ベタな予想にはなるがな・・・本郷」
猪野熊「チーム猪野熊は、アーモンド、サートゥルナーリア、ワールドプレミア、穴で少々アエロリット。この4頭でいく!」
本郷「大丈夫か、お前。まだ木曜日だぞ!?」
猪野熊「正直自信はない・・・」
本郷「俺がお前になりきるぞ。ま、3連複と馬連でいかせてもらっていいな!?」
猪野熊「必ず当てたる!!」
つづく?