サザエさん日本ダービー編「カツオダービーへの道」

女子社員「わ～、デアリングタクトの会員だったんですか～～？」
「おめでとうごさいま～す！」
同僚「まぁ、ノルマンディーの会員になって苦節９年、出資金をひたすらドブに捨ててきたからねぇ」
マスオ「そんな君を見捨てなかった先輩の僕にも競馬の神様が微笑んでくれたわけなんだよ」

マスオ「さぁ、今日は僕の奢りだからね！」
カツオ「しかし、マスオ兄さん、よく３連複に１万円ぶっこんだね！」
マスオ「いやぁ、会社の後輩がね、全部岡田でいこうって・・・・」
ワカメ「？？？」
マスオ「さぁ、今日もご馳走するよ～！」
サザエ「あなた、悪いわね～～♥️」
カツオ「マスオ兄さん、これ、５日かそこらで散財しそうな勢いだね」
マスオ「なーに、そうなったらまた言われたところを穴掘りゃいいだけさ！」
カツオ「それ、芥川龍之介の杜子春だよ！？」

マスオ「さぁ、今日も元気におもちゃへ行こう！」
タラ「わーい、わーい、おもちゃでしゅう～」
カツオ「どうでもいいけど、マスオ兄さん、それはピンポンパンの新兵ちゃんですよ！？」
ワカメ「でもなんだかんだで鳥貴族に来るあたり、マスオ兄さんもしっかり計算してるわね？」

波平「ふ～っ、今日はがっつり揚げ物か・・・」
カツオ「ま、てんやってところがまだまだ歯止めが効いてるね」
マスオ「しかし、PATの残高にあり得ない数字が並んだ時はビビったなぁ～～」
サザエ「新しい冷蔵庫と乾燥機とブルーレイレコーダーはよろしくね！」

マスオ「いやぁ、１５０万なんてあっという間でしたね。アハハハハ」
波平「ウチが一番じゃな？ワハハハ」
カツオ「これ、正常な会話じゃないよ・・・」

カツオ「しかしマスオ兄さん、よくオークス的中させたよなぁ～～」

マスオ「カツオく～ん。あのデゼルってのはなかなか怖い馬だよ！？」

カツオ「何が怖い馬だバカヤロー。嘘ばっかこきやがって全然話にならなかったじゃねーかよ」

中島「そんなのおめぇが悪いよ。予想は自分でやんなきゃダメだぜ？」
カツオ「ま、言われてみりゃそうだな・・・」

カツオ「おっしゃ！気持ちを入れ替えてダービーで僕の底力を見せてやるさ！」

「へぇ～、お客さん、競馬やってるんですか？当たりますかぁ？あ、お湯熱くないですか？今日はこのあと底力を見せてくださいね♥️」

カツオ「まぁ、義理の兄がボロ儲けしまして、今日はおこづかいもらってここへ来たわけで・・・あ、お湯は大丈夫です、はい」

カツオ「マスオ兄さん、サンクスです！あ～僕も今年はダービー当てたいよ～～♥️」

波平「カツオ。今度のダービーは自信あるのか？」
カツオ「ローションマットがかかっていますからね」
波平「？？？」

ノリスケ「あ、カツオく～ん。面白い話してやろうか！？」

カツオ「何を唐突に、ノリスケおじさん。どうせナース女学園の話か何かでしょ！？」

ノリスケ「バーロー、ダービーの話に決まってるじゃないか！！」

ノリスケ「ま、とりあえずハイボールでも飲んでだな・・・」

ノリスケ「昔、皐月賞とダービーで１、２着が入れ替わっただけの年ってあっただろ？」

カツオ「あ～、確かなんとかツヨシの！」

そのなんとかツヨシ

ノリスケ「おうよ！タヤスツヨシとジェニュインの時を思い出してみろよ！」

ノリスケ「３着、４着は同じだったんだよな！」
（ちなみにその年、皐月賞も日本ダービーも３着オートマティック、４着ホッカイルソーだった）

カツオ「ノリスケおじさんの言いたいことはよくわかったよ！今年はコントレイルとサリオスの力が抜き出ているから・・・」

ノリスケ「おうよ！皐月賞から直行してくる連中が強いってことよ！！」

カツオ「まぁ、確かにトライアルは皐月賞でボロ負けした馬たちがきっちり勝ってきたからねぇ」

カツオ「１、２着折り返しで皐月賞の上から順に流しておけば当たるんじゃないの？」

ノリスケ「そんな甘かねぇーけどな！」

カツオ「う～ん、徳江かな、なかなかエロいじゃねーかよ」

波平「どうでもいいが、これは小学生と従兄弟のおじさんの会話じゃないな！ノリスケよ・・・」
ノリスケ「どーも、さーせん」

カツオ「まぁ、ボクに任せといてよ！」

決戦は日曜日❗️