サザエさん夏のローカル競馬編「あの頃みんなバカだった」

ノリスケ「どうだい？これ！ドクターキャッポーっていうんだ！！安くしとくよ！？」
マスオ「どうやって使うんだい？」

ノリスケ「ここに手を置いて、ランプが緑色になると脳波からアルファ波が出て落ち着いて勉強に集中できるらしいんだ！」

マスオ「これ、５０代以上の奴で騙された人多かっただろうね～」
ノリスケ「ああ。あと、睡眠学習とかね」

カツオ「背が伸びる薬ってのもあったよ～。バレーボールの雑誌に必ず広告が載ってたよね～」

ワカメ「お兄ちゃ～ん、何作ってるの？」
カツオ「ん？透視メガネ！」

ワカメ「じゃ、今日のパンツの色透かしてみて？」

カツオ「当てるもなにもお前普段から丸出しじゃねーかよ！」

ウワーーン


ワカメ「お父さんが一生懸命聞いてたわ！？」
カツオ「ああ、聞くだけで英語がしゃべれるようになるってやつね！」

ノリスケ「カツオくん、そりゃアレだろ！？家出のドリッピーだろ！？」
カツオ「ジャケットからして胡散臭いよな～」


カツオ「こんなのやったってちっとも字なんか上手くならねーよ・・・・・」

ノリスケ「昔は騙すほうも騙されるほうも単純だったんだね～」
マスオ「僕もエッチな本のマル秘写真っての何回申し込んだか・・・・・」

ワカメ「タラちゃん、何してるの？」
タラ「タマに沖縄の泡盛飲ませてあげたでしゅう」

ゲーーーーッ

タラ「タマに泡盛飲ませたらダメだったでしゅか？」
カツオ「お前少しは常識でモノ考えろよ」

サザエ「カツオ！ワカメのお人形さんの股間をマジックで黒く塗ったのアンタでしょ！！」

ゲロゲロゲロゲロ

堀川「お兄さん！関ジャニのチケット２枚もありますよ！！どうです！？４万で！」
カツオ「おめー、そもそもこれ女性名義じゃねーかよ。本人確認どうすんだよ！？」

カツオ「ウイ～ッ、朝までよく飲んだわい」
花沢「マジで目がいっちゃってるわね！？この礒野くん」

花沢父「どうだい、カツオ君。砧公園のあたりにうちの物件があるから、花子と一刻も早く住んでさっさと愛の巣にしなさい！」
カツオ「そんなのまるで愛の嵐ですよ！まったく・・・・大河原勇作かっつーの」


波平「乾杯～！ワシはドクターキャッポーでグングン成績が上がったぞ」
マスオ「あれ、アルファ波が出てなかったら勉強しても無駄ってことですよね」


カツオ「これをかけて競馬新聞見たら勝つ馬んとこに印がついている不思議なメガネ、っての売ったらどうかなぁ～～？」

ワカメ「本気で思っているなら脳軟化より深刻
よ！？」
カツオ「透視メガネ売ってた会社、毎日私書箱に現金書留が千通来てたってね」


カツオ「ハハハ。これ、特殊詐欺やってるチンピラの顔だね」
タラ「でしゅう」


かおり「すっご～い、中島くーん。小学生で月収３千万ってマジで？」
中島「いやぁ、まさかテキトーにうちの爺さんに書かせた掛け軸が３００万円で売れまくるなんて思わなかったからさ～～」

つづく