サザエさん沖縄編「ノリスケ今日は模合で」
タラ「チリンチリーン。ギアの回転上げたでしゅう~」
タラ「共同通信杯、勝てるでしゅう~」
タラ「イクラちゃんの番手捲りでしゅう~。ワーイワーイ。チリンチリーン」
パァ~~~~~~~~~~ン!!!
!!!!!
ねぇ、ママ~!何か飛んでったよ~~?
一方その頃沖縄では・・・
ノリスケ「よっ、カツオ君~。波の上女学院、どうだったかい!?」
カツオ「どうもこうも、入口の汚いマネキンが不気味過ぎるよ~」
ノリスケ「マスオさ~ん。せっかく沖縄に来たんだし、今日は模合ってことにして飲みに行きましょーよ!!」
マスオ「そ、その模合ってのは一体何なんだい?イースター島と関係あるのかなぁ?」
ノリスケ「やだなぁ~、そんなくだらない冗談。ま、いわば昔は当たり前にやってた『講』みたいなもんですよ!仲間うちで毎月何万円ずつか集めてって金を融通し合うってのやってたでしょ?」
マスオ「あ~、なんか昔、田舎でやってたっけなぁ、そんなの・・・・・」
ノリスケ「だから沖縄ってふつうに文房具屋で模合帳が売ってるんですよ~!」
マスオ「なんだか那覇ってこんな店ばかりなんだね~~」
ノリスケ「でしょ~~!?国際通りの店で同じ酒飲むのバカバカしくなるでしょ~~?」
ノリスケ「やっぱ最初はコレっしょ?オリオンビール!」
ノリスケ「軽いテイスト。いいっすね~!」
マスオ「これ、安いオリオンドラフトじゃないかな?」
ノリスケ「2杯目はテキトーにサワーとかにしときましょうよ~!」
マスオ「こんなお酒、飲んだことないんだよなぁ~、ボク・・・・」
波平「おお、お前たち、やっぱここにおったか。ウイ~~~ッ」
ノリスケ「今更おせぇ~~よ、ジジィ!!」
ノリスケ「おら!そのへんの野良猫!おめーも食えよ~!」
さぁ、楽しくやろーぜ!!
波平「ハイヤイヤサッサ、ハイヤイヤサッサ!」
マスオ「ふぇ~~っ、このあととてもとてもホテルにデリなんか呼べないよ~」
カツオ「これ、もうセンベロの範疇超えてるよ!」
サザエ「しかしこいつら昔の農協の団体旅行の奴らかよ!?」
カツオ「あまりにもの体たらくぶりに全米が涙、だね。」
ノリスケ「いやぁ~盛り上がった盛り上がった~~っ!!」
マスオ「あの、ノリスケ君。そろそろ集金を・・」
マスオ「おめー、いつも会計になるとこれだよな!早よ起きろや、コラ!!」
波平「お前、ワニの生け簀に叩き落とすぞ!!」
ノリスケ「どーもさーせん・・・・・」
波平「お~いノリスケ、いい話があるぞ~」
ノリスケ「えっ、なんですって?マスオさんが辻の女の子にハマったですって?」
ノリスケ「なんやかんや一番楽しんでんじゃねーか」
ゆいレール車内にて
サザエさん「はっ!?アタシは一体何をしていたのかしら?」
波平「見てしまったんだ・・・・」
マスオ「お義父さん、カメラ持って何をやってたんですか?」
サザエ「タラちゃん!競輪ごっこはお止めなさい!だいたいそのちっこいのとライン組んだって勝てるわけないでしょ!!」
タラ「しないでしゅう・・・」