カツオの独り言~那覇の酒場から酔狂日記~

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神里原社交街

戦後、那覇の壺屋地区が真っ先にアメリカ軍の接収から解除された・・・なんて話はこんなところでいちいち語る必要もないのだが、その那覇の戦後最初の繁華街として栄えたのがこの神里原(かんざとばる)と呼ばれている地域である。
ちなみに神里原とは正式な地名ではなく、このあたりは壺屋1丁目である。
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だからといって一般の観光客が行く場所かというとそうでもなく、旅行者といえば壺屋のファミマあたりでスーツケースを引いた中国人観光客を見るくらいである。おそらくこの辺りに違法民泊が密集しているのであろう。

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しかし、330号壺屋交差点を右折(左折)那覇高校方面に向かう時、ある種の異様な光景を見たことはある人はいるかもしれない。と、いうより、いちいち気にしていないよな。
これは神原大通りと呼ばれており、昔に比べると道幅は再開発によりかなり広くなった。
とはいえ、この神里原は昼間から怪しい匂いを醸し出している場所なのであった。

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ホステス「採用」である。「募集」ではないのである。このご時世、行けば雇ってくれるのだ。(多分ね)

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文化人、地元政財界の重鎮の方々も通うらしいおでんの名店。

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やってるのかやってないのかわからない。ノックする勇気もない(笑)


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果たして次回来店時あなたと私に「結」はあるか?はたまた「一期一会」か?

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神里原にはこんなスナックやバーが密集している。全盛期の1割か2割に減ったらしいが、何故かどういうわけか、朝っぱらからドア半開き、中をから店の人らしき声が聞こえてくる店もちらほらある。

私は何もかも知っててまちまーい(街歩き)をしていたわけだが、
それでも「なるほどね~」と頷かざるを得なかった。(笑)感心している場合ではないか。

ある店の前を通ろうとしたら、という前にそれ以前から妙齢のおばぁが車の運転席に座っていて、店を頻繁に出入りしたりして、どういうわけかいつまでたっても車を発進させる気配もなく、それはまるで周囲を監視しているかのようであった。

「やべぇ~」

「アンタ、カメラ持って何撮ってんの?」
って因縁つけられるか?、オレ。

何気なく通り過ぎようとすると、そのおばぁが慌てて車から降りてきて開口一番、

「お兄さ~ん♥️、おさわりのうまい子がいるんだけど~♥️」

キタ━(゚∀゚)━!

「うまい子って、アンタでしょ?」(笑)

当然ながら丁重にお断り、というかジェスチャーでイエイエイエと手を振って素通りしましたが、朝の11時から絶賛営業中だったのに驚いた。

最後に心休まる画像をどうぞ
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この「取材」からしばらく月日が流れているので、今、神里原がどうなっているのかは近々見てこようと思うが、壺屋や樋川の再開発もほどほどにして、古き良き街並みってのは残しておくべきだとは思うんだけどね。