十貫瀬社交街跡

朝から深夜まで万事この調子である。ちなみにここは国際通りのむつみ橋（ドンキホーテのあるところ）から美栄橋方面に伸びる「沖映通り」沿いにある何の変哲もない豚骨ラーメンの店である。
彼らを駆り立てるものは一体何なんだろうか？
ちなみに１年３６５日並んでいるのは全て大陸からの観光客である。
そして、このラーメン屋と薬局の間の道を右折すると、

国際通りの喧騒とは無縁の路地に入るのだが、このあたりは戦後間もない頃は通称十貫瀬（じっかんじ）と呼ばれた歓楽街が広がり、栄町と神里原と並んで那覇の三大悪所と呼ばれていたらしい。
要するに赤い線が張ってある場所があったってことだ。と、いってもそんなのは昭和３０年代の話であって、

かつて怪しい飲み屋街が立ち並び男女の色と欲を満たしていた場所は、浄化作戦により跡形もなく消え去り、見事に（？）広大な駐車場に変貌してしまっている。

そんな中、この界隈には男性同士がいろいろハッテンするための場所があったりして、辛うじて昔の猥雑な雰囲気を残していたりもする。
マニアじゃない人は深く詮索せんように(笑)

その一方なかなかお洒落な立ち飲み屋なども増え、国際通りを卒業したい観光客にとっては、面白いエリアかもしれない。