カツオの独り言~那覇の酒場から酔狂日記~

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「戦力外通告」~違和感だけが残る~

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今年もこの番組の季節になった。

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しかし、今年はどうも感情移入ができなかった。

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そんなわけで、今日は寝る前にある選手について語ってみたい。来年に持ち越したくはないし。
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▲ある選手。仮にW投手としておこう。

W投手は元・中日ドラゴンズの選手だった。高卒でドラフト下位ながらプロ2年目に早くも1軍で初先発のチャンスが回ってきた(その試合見に行った)将来を嘱望されていた選手だった。
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翌年、W投手は5月から先発ローテーションの一角に入ると得意のチェンジアップを武器に10勝(4敗)を上げ、チームが最下位に沈む中奮闘し、オフの契約更改では年俸の大幅アップを勝ち取った。
山﨑康晃(DeNA)がいなければ新人王になっていたかもしれなかった。

しかし、私とて伊達に年はとっていない。
翌年あきらかにW投手の「異変」を感じていた。
春の沖縄キャンプのことである。
北谷でのオープン戦。初戦の先発を任されたW投手は早々と打ち込まれて降板した。
それはそれで別にいいのだが、問題はファンに接する態度であった。
小雨パラつく中、球場に隣接する陸上競技場に現れたW投手は、登板後のクールダウンを終えて引き上げる時に私を含めた僅か3人の呼び掛けに
「ああ?」
と、気だるい返事を返して去っていった。
オープン戦といえど打たれたショックはわかる。
しかし、「ああ?」はないだろ、と(笑)
キミのために3人も待っていたんだよ?
おそらく私は中日ファンで最初にW投手の「異変」を感じ取ったかもしれない。
「多分ね、アレ、もうアカンよ!?」
私はちょうど試合を見ていた嫁にそう報告した。
翌日。
オープン戦ということで、登板予定のない投手陣は早めに練習を切り上げた。
多くの選手が一斉にサイン会を始めた。
そんな中、W投手は隅っこのほうからコソコソ逃げた。(笑)
しかし、逃げた先で先回りしたファンに捕まって、結局頭をくながらバツが悪そうにみんなの元へ帰ってきた。
「ファンサービスはきちんとやろう!!」と、一緒にいた小笠原慎之介投手と共に笑顔で明るくファンサービスに応じていた福投手とは大違いだった。
この年、W投手は本拠地開幕戦の「開幕投手」という大役を任された。この試合も見に行った。
味方打線が初回から猛攻を仕掛けてくれたにもかかわらず、すぐにリードを吐き出したが、なんとか勝ち投手にはなった。
しかし、誰がどう見ても前年相手チームの打者をきりきり舞いさせたチェンジアップが殆ど通用しなくなっていたのだ。
この年、7勝8敗に終わる。
翌年僅か1勝。
そしてW投手が2軍生活が続くにつれ、趣味と思われるインスタグラムの更新もそれに比例して派手な生活ぶりの紹介が目立つようになっていった。
インターネットでW投手のことを検索すると、必ずといっていいほど「素行」「素行不良」というキーワードが出てくる。
シーズン中にもかかわらず繁華街での豪遊、喫煙。
ただ、これは推測だとか噂とかアンチのヘイトとかそんな生やさしいものではなく、狭い名古屋の街で実際に彼が遊び歩いている姿を目撃している者が何人もいるのだ。
私は別にそんなことはどうでもいいと思っていた。所詮は赤の他人、別世界に住む野球選手。
野球さえきちんとやっていたらあとは我々が口を出す話でもないんじゃないか、と。
しかし、2軍のナゴヤ球場で見た光景も悲惨だった。
とても野球選手とは思えないブクブク太っただらしない体型に、テレビでもそうだった派手な髪型。
ランニングするのもままならず途中でショートカットして帰ってくる始末。
いくら登板予定がないとはいえ、他の選手がまだまだ練習をしている最中、球場の近くのラーメン屋にノッソノッソ駆け込みたらふく食ってくる始末。
別の日は、とりあえず試合に出る出ないにかかわらず、だいたい投手陣というのは三塁側観客席前のブルペンで投球練習をするのだが、フーンフーンと力のないボールを投げるのがやっとであった。
こういう姿を見るにつけ、何故こうも自ら破滅に向かって突き進むのか不思議で仕方なかった。

その一方で、最も違和感を感じずにはいられなかったのが嫁さんの紹介の仕方であった。
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若いのによくできた嫁だと思う。

が、

番組では「共通の知人を介して知り合ったドラゴンズファン」という謎の紹介をされておったが、
大多数の視聴者は「あ、そうなんだ・・・」で済んだかもしれないが、ドラゴンズファンからすれば、
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「元チアドラじゃん・・・」
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「ジャンプしてんじゃん」
となる。
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「あの向井じゃん」ってね。
時系列から言えばチアドラ在籍中にやっちゃったってことだろう(苦笑)
球団サイドから「頼むから元チアドラという放送はしないでくれ」と言われたのは想像に難くない。
そしてもうひとつの違和感、というか疑問。
いわば同じチームにいて、選手の評判なんてこと細かに耳に入ってきたり目にすることもあっただろうに、よく付いて行く気になったな、と。
余計なお世話だな。
若くして2桁勝利を上げチヤホヤされていたプロ野球選手の妻になればセレブ生活が送れると期待していたか?
しかし、問題はここからである。
放送を見ていて思わず虫酸が走り反吐が出そうになった。
何が?
あまりにものW投手の世の中を舐めきった態度にである。
なんかリアルに黙って待っていたら自動的にNPBチームからスカウトが来ると思い込んでいる姿勢がやるせなかった。
案の定ネットでの感想は散々であった。
「髪の毛と髭をなんとかしろ」
「体絞れ、痩せろ」
確かにその姿からは本気でNPB復帰を目指しているようには見えなかった。
しかし、そんな見てくれよりも放送中に垣間見えた普段の日常生活ぶりに、同じ家庭人として残念な気持ちしかなかった。
泥のついたユニフォームの洗濯は嫁がやりたくてやりたくて仕方なかったらしいからまだいい。
夕方6時まで家計を支えるために働きに出ている嫁が帰ってきてから家事を一切丸投げで、食事の時も自分はソファー、嫁は床に直に座らせる始末。
空いた時間はスマホゲームに興じて、せっかくの高校時代の恩師からの電話も片手間のような応対。
こういう姿を見ていると、別れる気がないのならばもっと嫁が鬼舞辻無惨並みの鬼になるか、Wの親がいる福岡に帰ったほうがいいと思った。
もともとWは高校時代、高校生が現役ではなかなか取れない小型重機の資格を取った努力家である。
もっと今の自分を見直したら、若い分いくらでも道は開けてくると思う。
今年も独立リーグで野球をやるらしいが、実質7月末までにNPBからスカウトがなければ今度は潔くユニフォームを脱いだほうがいいと思う。
資格を生かした仕事なら、おそらく引く手あまただろう。
特別応援はしていないが、今年をラストシーズンだと思ってせいぜい悔いのないように頑張ってください。
しかし、沙苗ちゃんに指輪買うお金すらないのか。
あれだけ年俸もらってて一体何やってたんだ?

終わり

長い間、スター(他のブログでいう「いいね」)もつけずチラ見、覗き見していただきありがとうございました。次回の記事より当ブログは読者限定として生まれ変わります。