プロ野球トレードについて
私にとっての松葉とは、
夕焼けニャンニャンに出ていた素人・松葉である。
テレビの生放送で中指を立てておったな(笑)
本日、プロ野球・中日ドラゴンズとオリックスバファローズとの間で実質3対2のトレードが発表された。
我が中日ドラゴンズの新しい仲間になるのは
松葉貴大投手
武田健吾外野手
一方オリックスへ送り出すのは
松井雅人捕手
松井佑介外野手
スティーブン・モヤ外野手
なかなかの面子である。
しかし、問題なのが中日ファンの反応だ。
そもそも中日ドラゴンズファンの気質として、「自分の勝手な都合だけで文句ばかり言う」ということが挙げられる。やれ「ドームが遠い」やれ「チケットが高い」「球場で売っている食べ物が高い、まずい」etc
それでいて自分の意見は言わない。
なにせ「中日は身売りして(それ自体は別にいいが)トヨタやJR東海が球団を持てばいい」など、まるでおもちゃを買ってもらえず駄々をこねる幼児の知的レベルようなことしか言えないのである。
泣きわめいたら誰かがなんとかしてくれて、結局おもちゃを買ってもらえると思っている輩が多いのだ。
今回のトレード。松井雅人という選手はイケメンコンテストでファン投票上位になったこともある人気選手で、ナゴヤドームには背番号38のユニフォームを着た女性ファンも多い。
きっと今日からしばらくは中日の球団事務所には抗議の電話が殺到することであろう。
あまり電話口に出る理香ちゃんを泣かすなよ。
巨人、日本ハム、西武、楽天、DeNA、ヤクルト、ソフトバンク、阪神、オリックス、千葉ロッテ、広島・・・・・・
早い話が中日以外だわ。
中日ファン以外にはいちいちじたばたするような話ではないが、とかく中日ファンにとってはトレードに対しては強いアレルギー反応がある。
戸田、森本、大石(阪急)←→島谷、稲葉(中日)
このトレード知ってる人にはアナフィラキシーが出るだろうな。(笑)
そして、他所から選手が来るのはやぶさかではないのだが、その対価は金銭トレードか人的補償の不要なFA選手に限るのである。
よく言えば1軍の主力2軍の若手に至るまで全ての選手に「おらが街のドラゴンズの選手」として並々ならぬ愛情を注いでいるのであるが、こと選手が出て行くのを善しとしない、まぁ、悪く言えばケチで了見の狭い県民性なのである。
基本的に他球団でとりあえず戦力になっている選手というものは無料では手に入らないのである。
ゼニさえ払えば手に入るというものでもない。
ましてや不要で役に立たなさそうな人材をお互いが押し付けあっているわけではないのだから、
双方のチームが「是非○○選手が欲しい」という話になれば、交換トレードなんて日常茶飯事のことであって然るべきだと思う。
メジャーリーグなら菅野←→山川なんてトレードも実現する余地はあるのだが、日本はいつまでたっても『構想外の選手が「出される」』みたいなイメージが払拭できない。
今そういうネガティブイメージを一生懸命取っ払おうとしているのが、日本ハムや楽天、それに続くのが巨人だと思う。
文句ばかり言う中日ファンにとってはなかなか意識改革は難しいと思うけどね。
文句言うなら双方のチームの編成に対してじゃないかな?
それとて文句言ったところで何も始まらないけど。
オリックスは昨年伊藤光を干したあげくにDeNAにトレードで放出してしまった。(代わりに高城は来たけどさ)
中日はいずれ必ず来る課題だと保育園児でも認識していた「ポスト谷繁問題」を解決できないままここまで来てしまったし、だいたい現在25歳以下の外野手が伊藤康しかいないといういびつな戦力構成というのも本当にどうかしているし、もっとそういうことに対して怒りなさい、と。
今はただこのトレードで動いた5人の野球選手が、移籍先で活躍することを祈るばかりである。
松葉!頑張れよ~!!