サザエさん「カツオいざ宝塚記念!」前編
♪すみれの花~咲く頃~・・・って、いよいよ今度の日曜は宝塚記念!
カツオ「現地観戦ならやっぱりおしゃれして行かなくちゃ!なっ、ワカメ?」
ワカメ「そうだね、お兄ちゃ~ん!」
早川「礒野く~ん♥️アタシも宝塚記念連れてってよ~♥️ホテルはもちろんダブルでおんなじ部屋でいいわよ~?♥️」
カツオ「中島~!ちょっとちょっと・・・・・」
中島「礒野~。それは、まぁ、総合的に考えてそういうことだろ?」
礒野「どういうことだよ~?」
中島「おめぇ~、知ってて聞いてんじゃねーよ。しかしよかったなぁ、やっと運が向いてきてさぁ」
カツオ「問題はアイツのことなんだよなぁ~」
中島「あ~、お前に言い寄ってくる不動産屋の娘のことか!?」
カツオ「ふつうに花沢さんって言えよ!」
カツオ「まぁ、一応LINEもブロックしてるし、携帯も番号変えたんだけどよ~~」
中島「だけどよ、って何だよ?」
カツオ「ウーン、やっぱアイツ似だろ?」
花沢「しっかり頑張ってね、パパ♥️」
カツオ「お、おう・・・・・・」
花沢「よろしくお願いいたします、お義母さん」
アッハン♥️
カツオ「すっかり盛りがついちゃってさぁ」
中島「盛りってそういうこと終わったらふつう収まらね~か?」
カツオ「こないだ日本のタンカーがどっかの海で攻撃されたじゃん?あれさぁ、いっそのこと花沢不動産爆撃してほしいんだ」
中島「お前さ~、もしよかったら住み込みでアフリカの日本食レストランでも行けよ。全てリセットしてみねーか?」
カツオ「なんでいきなりアフリカなんだよ~?」
中島「そっかぁ・・・・礒野と花沢さん、結ばれてたんだ・・・」
中島「・・・って、おい!もしもしー!?礒野のお姉さん?お宅んとこの坊主頭、いつからそんな話になってんだよー!?おい!」
早川「あっ、かおり~?礒野なんてチョロいもんよ。ちょっと色気使ったら旅費と馬券代全部出してくれるってさ。」
花沢「アタシもその手で彼をコマしてやったのよ~♥️」
かおり「2人とも本当に小学生?」
早川「礒野く~ん♥️これ、夜にホテルで使いましょっ♥️じゃーね♪」
カツオ「・・・・・・・」
カツオ「いやぁ~、ボク、マジでモテ期じゃない?プププ」
波平「カツオ!小学生だけで宝塚記念見に行くとは何事だ!!未成年者の宿泊には親権者の同意書が必要なんじゃぞ!!」
波平「明後日のテストで77点取ったら行かしてやる。頑張りなさい。」
カツオ「なんでいきなりそんな中途半端な点数なんだろう?」
カツオ「よ~し!とにかく5点の問題4問と3点の問題を1問、わざと間違えたらいいんだな?」
先生「お前、よくピッタリ77点取ったなぁ~」
カツオ「あ、すいません・・・」
先生「悪い父親ですな」
波平「あんたもグルだろ」
カツオ「レッツゴー!宝塚!!」
君か?礒野君ってのは?
カツオ「おわっ!?いきなりヅカのトップスターかよ!!!まだボク宝塚記念行ってないのにぃ!」
キミは花沢さんを捨てる気か!?返答次第によってはここでキミを斬る!!!!
フネ「どうしたの、カツオ。さっきまであんなにはしゃいでいたのに・・・・・」
カツオ「僕の運命は時代に翻弄されるんだよ」
つづく