ナイクブバル古墓群
※お断り※
昨年の取材のため、現在はかなり再開発が進んでおります。本文中と同じ景色は見られないかもしれません。
国際通りにあるホテルJALシティ那覇（元々は沖縄山形屋があった）の裏手にあるニューパラダイス通り。近年は観光客も集う飲食店が点在する隠れた人気スポットになった。
そのニューパラダイス通りを沖映通りに向かって歩くと左手に広がるのが緑ヶ丘公園。
というか、ジュンク堂書店（旧ダイナハ）を基準に、そのジュンク堂を背にして路地を右折・・・と説明したほうが簡単かな？
この地図でいうと川の下の道・・・だね。
さて、かつてこの辺りはナイクブバルと呼ばれていたようだが、那覇の中心部というのに住宅街の中に古くからの亀甲墓群がたくさんあるという、なんとも不思議な景色が広がるのだ。
ネットで検索して他のサイトを見るとなんともまぁ凡人観光客の想像を遥かに超えるような景色を見ることができたと思うが・・・・・
私が取材を敢行した時点でこの有様。大々的な発掘調査が行われ、管理者というか墓守のいないものや歴史的価値の薄いものはこうしてどんどん造成され、緑ヶ丘公園に組み込まれていくらしい。
まだ辛うじてこんな風景は残っていたが、平成からら令和になるにつれ、更に消えていくのかもしれない。
昭和の貸し本マンガの金字塔「墓場の鬼太郎（ゲゲゲの鬼太郎）」で鬼太郎が生まれてきたようなあの「場面」が、かつては牧志のど真ん中に存在した。しかしあの漫画（深夜アニメにもなってたっけ）のような懐かしさというかノスタルジーを感じさせる場所はもうここにはない。
その緑ヶ丘公園の中に鎮座する立派な亀甲墓である。さぞかし有名な方のお墓かと思ったら、
簡単に言えば沖縄のやちむんの神様みたいな方のお墓であった。渡嘉敷三良はいわば芸名みたいなもので、本名は不詳らしい。
あとはこのモニュメントに刻まれた説明文を読んでください。
そういえばニューパラの「ボラーチョス」ってすっかり超有名店になっちゃったな。今日も入れなかったよ。(笑)
