首里劇場(中編)
いきなり関係ない画像だが、これは愛知県の名古屋唯一(になってしまった)の成人映画館・中村映劇である。昔は円頓寺、納屋橋、今池なんかにもあったんだよな。そしてあまり書きたくはないが、この手の映画館ってのはだいたいその筋の(どんな筋た!?)人たちのハッテン場としての需要も高く、昔、面白半分にとある劇場に行ってみたら、何故か後ろのほうの席から埋まるという不思議な光景を目の当たりにして、しかも前のほうの席ではいい年をしたおっさんが妙な手の動かし方(苦笑)をしていたりして、いずれもそんな趣味のない私は、特に何故後方席に人が集まり、何故わざわざ立ち見客が大勢いるかの理由を知り、怖くなってそそくさと尻尾を巻いて逃げた記憶がある。
さて、上映館の減少やネット社会の現在、成人映画がどうなっているかというと、
http://pg-pinkfilm.com/news/30pinkfes.html
こういった「日本アカデミー賞」みたいなイベントが毎年開催されているほど、映画は定期的に作品が発表され、新進気鋭からベテランまで監督さんはかなりいらっしゃるのだ。
一般の映画より肌色が目立つだけの話で、根幹のストーリーや役者の演技レベルは高く、こちらとしてはカメラを止めようが止めまいが別に知ったこっちゃないから、同じ低予算映画でもよっぽど作品のレベルは高く、時には太宰や三島の文学のような要素を醸し出しているピンク映画も、もっと日の目を浴びてもいいと思うんだけどね。
館長との映画談義になって、しきりにチラシを持ってけ持ってけと勧めてくれたのがこれ。
映画館でシーミーだよ。そんなことなかなか思いつかないだろ。
首里劇場おなじみの手書きのチラシ。私は特にこの
キン◯マのような見出しというか吹き出しの枠(っていうの?)が好き。(笑)
(つづく)